あなたは一日、何時間寝ていますか?
独立・起業するとオン・オフの区別がないので24時間仕事をすることが出来ますが、24時間仕事をできる人はいませんよね。
むかしテレビで流れていたリゲインのCMで「24時間戦えますか〜♪」というメロディが今でも頭の中に残っています(笑)
スポーツの世界では睡眠もトレーニング一つと言われ、トップアスリートやオリンピック選手などが専属の「スリープコーチ」を雇っているほど、睡眠は重要視されています。
世界最高のスリープコーチが教える 究極の睡眠術という書籍を読んで、起業家にも睡眠の正しい知識とスキルが大切だということを実感したので、睡眠のすごいチカラと今すぐ取り入れることが出来る睡眠の基礎をシェアしますね。
睡眠中に脳内の「毒素」をきれいにしている
近年、ハーバード大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学などで睡眠に関する研究が盛んに行われています。
様々な研究結果から、睡眠が取れていないと肥満や糖尿病などとの相関関係がわかっているのと、睡眠中に脳内の不要な毒素が洗い流されていることがわかりました。
「脳内の毒素を洗い流す」ことが人が睡眠を取る主な理由と目されるようになりました。
脳内の毒素を洗い流すことが出来ないと、アルツハイマー病などの神経系の病気に繋がるという指摘もあります。
睡眠は肉体的な疲労を回復する目的もありますが、一番の目的は「脳内の毒素を洗い流す」ことなんです。
医学的に有効な睡眠サイクルで眠る
書籍の中で、医学的に有効な睡眠サイクルは「90分を1サイクル」としています。
1サイクル90分の理由は、睡眠の1サイクル(階段を上から下に降りてまた上に上がる)を構成する各ステージをめぐるのにかかる時間の長さなんです。
1サイクルを構成する各ステージは次のようになっています。
第一段階:「まどろみ」ノンレム睡眠のステージ1
この段階は数分間、覚醒と眠りの間を行き来しています。
簡単にいうと、「うとうとしているとき」がこのステージになります。
第二段階:「浅い眠り」ノンレム睡眠のステージ2
この段階は徐々に体温が下がり、眠りに入り始めていてるが、名前を呼ばれたりスマートホンの着信音などでも、簡単に起きてしまいます。
このステージが睡眠の中でも一番長い時間を占めていますが、質のいい睡眠を取るためにはとても重要なステージです。
第三段階:「深い睡眠」ノンレム睡眠のステージ3
このステージは、体を揺すられても簡単には起きない状態で、無理やり起こされて頭がボーッとしている経験をしたことがあると思いますが、その状態は深い眠りに入っている証拠です。
このステージでは成長ホルモンの分泌量が増えるので身体的な回復が大きく、出来るだけ長くこのステージに滞在することが望ましいです。
第四段階:「ヘルター・スケルター」レム睡眠
このステージは深い眠りから覚醒(起きる)ために、体温が上がり始めるます。
レム睡眠は創造的な能力の強化に役立つと考えられています。
この4段階をめぐる時間が90分なので、1サイクル90分とされています。
時間ではなく「何サイクル出来るか?」を考える
この書籍を読むまでは、今日は何時間寝れるか?ばかり考えていましたが、1サイクル90分の睡眠サイクルを知ってからは、「何サイクル出来るか?」という視点に変わりました。
人それぞれ睡眠に必要な時間は違いますし、同じ人でも状況によって睡眠時間は変わります。
ですが、睡眠サイクルで考えると短時間でも質の高い睡眠を取ることが可能になります。
理想の睡眠サイクルは、一晩で4〜5サイクルだと研究結果で証明されています。
起きる時間は変えず、寝る時間を柔軟に変える
人間の体は一定のリズムを好みます。
起きる時間が毎日違うということは、体に負担をかけていることになります。
起きる時間は変えない方がいいので、寝る時間を変えることで睡眠サイクルを意識した睡眠を取ることができます。
例えば、朝7時半に起きる時間を決めたら、理想の睡眠サイクル4〜5を確保しようと思ったら、5サイクルなら真夜中の24時に寝る。
4サイクルを回すなら、午前1時半になったら寝るようにする。
このようにして、寝る時間を90分サイクルでずらして寝る時間を決めると質の高い睡眠が確保できます。
寝る前の環境を整える
寝る前は強い光を発するテレビやスマホ、パソコンなどの画面を見るとブルーライトの影響で眠りの質に影響が出ることは、一般的になってきましたよね。
寝る前に強い光を遠ざけることをすでに実践している人は多くいると思いますが、あと2つ取り入れると、スムーズに眠りに入ることができます。
1つ目は、照明を薄暗くする。
明るいところが暗くなると人の体は反応して、メラトニンの生成が始まると人は眠くなり始めます。
2つ目は、寝室を快適な温度に保つ
人は眠くなるに連れて、体温が下がります。
夏の暑い時期は、寝る前にエアコンを使って部屋を涼しくしておくといいです。
冬は布団が寒いと湯たんぽなどを入れて暖かくしますが、温めすぎは質の高い睡眠を妨げることにもなるので、逆効果になる可能性がありますので温めすぎには注意しましょう。
この2つを取り入れるだけでも、スムーズに眠りに入ることが可能になります。
朝は太陽の光をたっぷり浴びる
起床してから太陽の光を浴びると、眠りに必要だったメラトニンからセロトニンのホルモン分泌が促されすっきりとした目覚めになります。
太陽の光を浴びる時間は、1〜2分で十分なので、起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
起きたら曇りでも太陽の光は届いているので、1〜2分程度浴びるといいですよ。
まとめ
睡眠は肉体的な疲労回復だけでなく「脳内の毒素を洗い流す」重要な時間です。
睡眠不足の時、頭がぼーっとしていたり、すっきりしない感覚があるときがありますよね。
この状態は、脳内の毒素がきれいに洗い流されていない状態かもしれないので、そのようなときは昼間に15分〜30分程度、昼寝をするといいですよ。
特に、昼間の14時〜15時は眠くなる時間帯なのでこの時間に昼寝をすると回復力がアップされるという研究結果も出ています。
睡眠についての正しい知識を身につけ、実践することはあなたの能力をいつもいい状態に保つために必要なスキルです。
オンオフの境が曖昧な起業家こそ、睡眠のスキルをしっかり身につけて欲しいです。
いまお伝えしたこと以外にも、具体的で簡単に実践できる睡眠のスキルが書いてあるので、興味のある方は読んでみてくださいね。
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