【変更点・疑問点を解説】7月・8月申請の東京都中小企業等月次支援給付金

この記事でわかること

・7月、8月分の東京都中小企業者等月次支援給付金の申請方法と給付金額

・7月・8月申請ページの入力方法

2ヶ月連続の適用選択についての疑問を事務局に確認

・白色申告での申請を行う方法

2021年9月1日の午前9時から、7月・8月分の東京都中小企業者等月次支援給付金の申請が開始されました。

今回の申請から2ヶ月分まとめての申請において、給付金額の上限の変更や以前、このブログでも書いた「白色申告申請での問題点」についても、解決策を事務局の方に聞いたので、詳しくお伝えしようと思います。

7月・8月の給付金額に変更あり

東京都中小企業者等月次支援給付金の申請は売上が2019年もしくは2020年の同月比で30%以上〜50%未満の減少がある事業者が対象になることは変わりないのですが、給付金額が変更になりました。

今まで、個人事業主(酒類販売事業者以外)であれば下記になっていました。

・国の月次支援金を給付された場合:1ヶ月2.5万円

・月次支援金の対象外の場合:1ヶ月5万円

上記が、個人事業主(酒類販売事業者以外)下記のように変更されました。

・国の月次支援金を給付された場合:1ヶ月2.5万円から1ヶ月5万円に増額

・1ヶ月だけ対象の場合:5万円のまま

・7月、8月の2ヶ月連続で対象の場合:1ヶ月7.5万円×2ヶ月分の15万円

個人事業主(酒類販売事業者以外)2ヶ月連続で売上が30%以上50%未満減少の場合、1ヶ月の給付額が2.5万円増額されたことになります。

ちなみに、月次支援金の給付対象外で個人事業主(酒類販売事業者以外)が申請した場合、4月・5月・6月は1ヶ月5万円で3ヶ月最大で15万円でした。

7月・8月の詳しい給付額は下記の図をご覧ください。

引用:東京都中小企業者等月次支援給付金のHPより

7月・8月申請方法

7月・8月の申請方法ですが、一度申請をしたことがある方は、マイページから申請をすることができます。

申請に時の提出書類は、宣誓書以外は全て再提出することが必要になります。

申請のホームページが変更

申請ホームページのデザインが下記に変更になりました。

8月までのTOPページは右上にマイページのボタンがあったのですが、ボタンがなくなりページの下部に下記の写真のボタンが表示され、申請したい項目をクリックするとそれぞれの申請ページのTOPが表されます。

標準申請4月・5月・6月のボタンをクリックすると今までTOPページとして表示されていた下記が表示されます。

通常申請7月・8月のボタンをクリックすると、7月・8月申請のTOPページが表示されます。

7月・8月の申請方法の注意点

7月・8月の申請は今までの申請画面の表示とは異なる部分がありますので、実際の画面を見ながら説明します。

※はじめて申請する方は、こちらのページから新規登録をしてから申請をしてください。

一度、申請をしている方はマイページにログインすると、ページの下部に下記の内容が表示されいています。

上記画面の標準申請7月・8月をクリックすると、申請ページへ画面が移動します。

一部、自動で入力されている項目あり

一度、申請をしていると、下記の項目は自動で入力されています。

「酒類販売事業者情報」・「確定申告上の主たる収入」・「屋号」・「住所」・「氏名」・「氏名カナ」・「生年月日」

一度、申請をしている場合、宣誓書の提出は省略されます。

2ヶ月連続の適用選択が追加

7月・8月の申請から2ヶ月連続の選択ができる項目が追加されたのですが、これがまた謎な項目なんです。下記、実際の項目をご覧ください。

上記の項目を見て「6・7月?」って思いませんか?今回は7月・8月の申請であり、6月は対象外なのでは?と思い、事務局へ確認してみました。

2ヶ月連続の適用選択についての疑問を事務局に確認

事務局に2ヶ月連続の適用選択項目に「6・7月」があることやその他、もろもろ確認しました。

確認事項一覧

・「6月・7月」の選択項目がなぜあるのか?

・「6月・7月」で2ヶ月連続減少の場合、1ヶ月あたりの給付金の上限はどうなるのか?

・2ヶ月連続適用なのに、適用選択をしないで申請をした場合はどうなるのか?

上記の3つについて、事務局に電話をして質問をしました。

「6月・7月」の選択項目がなぜあるのか?

こちらの質問については、電話で応対された方から明確な回答がありませんでしたが、どのくらいの人が適用範囲になるのか?知るためと言っていました。

「6月・7月」が適用の場合、1ヶ月あたりの給付金の上限はどうなるのか?

6月・7月の2ヶ月連続で売上減少になった場合、7月のみ給付上限が7.5万円になる。
6月については上限5万円で差額の2.5万円の給付はない。

6月・7月が2ヶ月連続で売上減少の場合、給付金額の最大は12.5万円になるということですね。

6月・7月とそれぞれ申請してしまった場合、2ヶ月連続適用なのに、適用選択をしないで申請をした場合はどうなるのか?

7月の申請のステータスが「申請済み」の場合は、事務局に連絡をして申請のやり直しの手続きをしてもらう。

6月の申請のステータスが「支払い手続き」に変更してから、改めて7月の申請を2ヶ月連続の適用選択にチェックを入れて申請すればOK

すでに6月の申請をしていて7月だけが申請対象の場合、必ず2ヶ月連続の適用選択にチェックを入れて申請をしてください。

6月、7月、8月と3ヶ月連続で売上減少して、申請する場合は、下記の2箇所に必ずチェックを入れて申請をしてください。

白色申告での申請を行うときの注意点

東京都中小企業者等月次支援給付金の申請の際、白色申告であることを伝える方法がありません。

私は以前の申請で、書類の不備がないにも関わらず書類不備で再申請の連絡が来たので、改めて事務局に確認をしました。

事務局からの回答は下記です。

「白色申告」で申請をしているということ書面を作り、書類提出のその他にファイルをアップしてください。

このような回答があったので、今回は申請書類提出の下記、その他にファイルを作成してアップしました。

ファイルの文面は自分が白色申告で申請をしていることがわかる内容であればなんでもOKとのことでした。

私は上の「その他書類」にアップしましたが、どちらも同じです。

まとめ

7月・8月申請の東京都中小企業等月次支援給付金について、4月から6月分の申請といくつか変更点がありました。

この記事でお伝えしたことは、私が個人的に事務局に電話をして確認したことなので、迷ったり疑問があるときは事務局に電話をして確認することをおすすめします。

給付金が増額になったこともあり、申請者が増える可能性があるので、申請はお早めにすることをおすすめします。

東京都を中心に給付金の情報を出していますが、今後はできる限り多くの都道府県の情報もお伝えできるように記事をアップしていきます。