オンラインサロンや会員制のコミュニティの月会費の支払いにクレジットカード決済を導入することは、お客様と運営側の手間を省くことになります。
個人事業主やフリーランスなどの一人起業家でも使うことができるクレジットカード決済システムにPaypalがあります。
今回は、Paypalを使って月会費などの継続課金設定をする方法をお伝えしますね。
Paypalでの設定はとてもカンタン!
Paypalは個人でも使うことが出来るクレジットカード決済システムで、個人事業主・フリーランスなどの一人起業家の方は登録しておくと何かと便利です。
Paypalを使って月会費などの継続課金設定方法を順番にお伝えします。
まずはじめに、Paypalにログイン後、「ツール」→「定期支払い」をクリックします。
クリックすると、定期支払いダッシュボードという画面が表示されるので、新規の決済ボタン(右側の赤枠)を作成します。
ボタンの種類は「購読」、「カートに追加」、「今すぐ購入」の3種類ありますが、今回は「購読」で作成する方法をお伝えしますね。
定期支払いのボタンを作成
Paypalで月会費など毎月の決済を自動で行うための決済ボタンを作成します。
先ほどの3種類のボタン(「購読」、「カートに追加」、「今すぐ購入」)のどれをクリックしても下記の画面が表示されます。
このページを使って、クレジットカード決済のボタンを作成する手順をお伝えします。
1:ボタンタイプの選択
プルダウンから先ほどの「購読」、「カートに追加」、「今すぐ購入」を選択することが可能ですが、今回は「購読」で作成します。
2:商品名を入力します。
商品名は、クレジットカード決済をされたお客様のカード明細に記載されますので、商品名はちゃんと考えましょうね。
例えば、「オンラインサロン月会費」とかするとわかりやすいですよね。
3:通貨を選択
通貨は、日本円、ドル、ユーロなどの選択肢がありますが、日本で使う場合は「JPY」でOKです。
1〜3までの入力が終わったら同じページの下の部分に進んで、4〜8の手順についてお伝えしますね。
1〜3の入力が終わったらスクロールすると、下記の4〜8があります。
4:PayPalが顧客の名前とパスワードを作成する
この部分は、何もしないのでチェックは入れず、そのまま先に進んでください。
5:サイクルごとの請求金額
月会費など毎月、お客様にご請求する金額を入力してください。
例えば、月会費が1ヶ月3980円だとしたら、半角英数字で3980と入力すればOKです。
6:請求サイクル
請求サイクルは、月会費なら初期の状態のままでOKです。
例えば、2ヶ月に1回のご請求という請求サイクルなら、プルダウンから数字の「2」を選択すれば「2ヶ月に1回」の請求サイクルで設定されます。
そのほかにも、上記のように「日」、「週」、「月」、「年間」と選択することが出来ますので、用途に合わせて変更してくださいね。
7:請求サイクルを何回で終了しますか
この部分は、オンラインサロンや会員制コミュニティなど、お客様からの退会の連絡がない限りご請求が続く場合は、初期設定の「終了しない」のママでOKです。
例えば、半年間(月1回請求の6回)で終了する場合は、プルダウンから数字の「6」を選択すれば、6回で定期支払いは自動で止まる設定になります。
8:試用期間を用意するお客様
この設定は、初月は無料とか500円など定価ではなくお試し価格を設定している場合に、使う機能です。
例えば、1ヶ月は無料で2ヶ月目から定価の金額をクレジットカード決済をしてもらう場合の設定は、次のようになります。
1:試用期間の請求額を「0」と入力して、試用期間の定義は「1ヶ月」と設定。
2:2ヶ月目から定価の請求になるので、5の「サイクルごとの請求金額」に定価を入力
この2つの手順で設定は完了し、試用期間を過ぎたら2ヶ月目からの請求は自動的に定価に変更されます。
もし、初月無料で2ヶ月目も定価からの割引などがある場合は、「別の試用期間を用意するお客様」の「はい」にチェックを入れて、先ほどと同じように設定をしてください。
1〜8までの設定が終わったら、最後は下記の設定だけです。
マーチャントアカウントIDとは、クレジットカード決済をしてくれた相手に、あなたのメールアドレスを公開したくない場合にする設定です。
通常は、「セキュアなマーチャントアカウントIDを使用する」のままでいいので、ここは何も変更せずに、「ボタンを作成」を押しましょう。
ボタンを設置するコードを取得
ボタンの設定が終わり「ボタンを作成」をクリック後に下記ページが表示されます。
下記は「ウェブページにボタンを追加する」というページになり、少しスクロールすると、下記のようにコードが表示されます。
コードはウェブページに埋め込みができるHTMLコードとメールに添付して送ることができるURLタイプの2種類があります。
お申込みフォームの送信完了画面にクレジットカード決済のボタンを設置する場合は、HTMLコードをコピーして貼り付けると、すぐ決済をしてもらうことが出来ます。
イメージとしてはこんな感じです↓
上記はお申込みフォーム送信後に表示されるように設定されているので、スムーズにクレジットカード決済に進んでもらうことが出来ます。
定期支払いの開始を確認する方法
ボタンを作成したらちゃんと定期支払いが開始されているか確認したいですよね?
定期支払いの開始は、お客様が作成したボタンまたはURLから1回目の決済を開始した日時でスタートされます。
定期支払いの開始を確認する方法は2つあります。
1:クレジットカード決済が完了すると、あなたのメールアドレスに決済完了のメールが送信されますのでメールで確認。
2:Paypalの定期支払いダッシュボードから確認。
定期支払いのダッシュボードに「概要」、「顧客」という欄があるので、そこで「アクティブの件数」の確認と「顧客」で個人の情報が確認出来ます。
「顧客」の部分では、顧客の個人名、説明は「商品名」、定期支払いの開始日と終了日の確認(終了日を設定していない場合は、終了は空欄)、請求金額とステータスが確認出来ます。
ステータスが「アクティブ」になっていれば、定期支払いが正常に作動している状態になります。
定期支払い機能を使えば、煩わしいことから解放されます
お客様にとって不定期な支払いであれば、銀行振込でも構わないと思いますが、定期的に支払いが発生することについては、出来るだけお客様の手を煩わせない方法で決済してもらうことがとても大事です。
個人事業主やフリーランスなどの一人起業家の場合、銀行引き落としも使うことが出来ますが、クレジットカード決済より手数料が高くなり手元に入る金額が少なくなります。
最近は、ほとんどのお客様がクレジットカードを持っているので、支払いの手間がかからないクレジットカード決済を導入することがおすすめです。
オンラインサロンや会員制のコミュニティでは、クレジットカード決済があることで退会率を抑えることも出来ます。
Paypalの登録や月額の利用料は無料なので、登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?
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