フェイスブックの個人情報流出から考えるネットサービスの使い方

Facebookから25万人の個人情報が流出し、その中に日本人の情報も含まれているというニュースが飛び込んできました。

今年に入りFacebookから個人情報が流出したニュースが相次いでおり、Facebookをビジネス活用している人たちには、今年初めのニュースフィードの表示ルールの変更にプラスして大きな影響が出ることは確実です。

個人情報流出事件から考える、今後のFacebookをはじめとするネットサービスの使い方について考えてみたいと思います。

今年に入りFacebookからの個人情報流出が相次ぐ

アメリカ時間の9月28日、Facebookのプロフィールのプレビュー機能の脆弱性をついた攻撃で5000万人の個人情報が流出が確認されたニュースが飛び込んできてから、数日後に25万人の個人情報流出のニュースが飛び込んできました。

ネット系サービスからの個人情報流出のニュースが絶えない中、現在、世界最大のソーシャルネットワーキングサイトのFacebookからの個人情報流出は今後、あらゆるところで影響が出ると予想されます。

今日発表された25万人の個人情報流出に日本人の情報が含まれているというニュースは、日本におけるFacebookの利用方法に影響が出てくると考えられます。

無料サービスの利用は個人情報を提供するということ

便利なネットツールを無料で使えるサービスが毎日、無数にふえています。

無料で使えるのは利用者としては大きなメリットがありますが、利用するにはあなたの個人情報を提供することが最近のサービスでは必須です。

なぜなら、無料サービスを提供するサイトの収益のほとんどはサイトに表示される「広告」からの収入だからです。

広告収入を増やすには、サイトを使う人たちはどんな人なのか?というサイトユーザーの属性情報を公開することで広告出稿を増やしています。

個人情報を入力するとき、本当に入力していいのか考える

便利な無料サービスの利用を開始するとき、必ず個人情報の入力を求められます。

個人情報を提供しない限り使うことが出来ないのですが、入力する時に少し考えてほしいことがあります。

いま、このサービスに登録する必要があるのか?

どこまで個人情報を入力するのか?

無料で使えるからといって、なんでもかんでも登録するのはあまりにも無防備です。

個人情報を入力する前に、「いまこのサービスに登録する必要があるのか?」と自問して必要だという答えが出たら、個人情報を入力する時に、「どこまで個人情報を入力するのか?」を考えることが、自分を守るために必要です。

個人情報の入力欄を見ると、必須と必須出ない項目がありますが、必須以外の項目を入力している人がいまだに多くいることを聞きました。

個人情報を入力するときは、必須以外の項目の入力は避けるのが賢明です。

クレジットカード情報をサイトに保存するのは危険

アマゾンや楽天などのネットショッピングサイトにクレジットカード情報を保存している人がたくさんいますが、これもあなたの個人情報を危険にさらしています。

以前、サイバーセキュリティーの専門家を特集する番組を見ていた時、悪質なハッカーが考えることは、「お金になる情報」を探しているとコメントしていました。

ネット上でお金になる情報とは「クレジットカード情報」です。

よく使うサイトでは、毎回クレジットカード情報を入力するのは面倒なので、カード情報を保存できる便利な機能がありますが、もしハッキングされてカード情報が流出したら不正利用される可能性もあります。

個人情報は自分で守る時代

無料で使える便利なネットサービスは利用者からすると嬉しい反面、個人情報を提供するというデメリット・不安な点があるということを改めて認識しないといけません。

頻繁に使うサイトにクレジットカード情報を保存している人がたくさんいると思いますが、大手のサービスほどハッカーから毎日たくさんの攻撃を受けているので、いつ個人情報が流出するのかわかりません。

大手企業だからといって絶対はないので、個人情報を自分で管理りて守るという意識を持たないといつ、個人情報流出に巻き込まれるかわかりません。

いますぐできる対策として、使っているサイトの個人ページからセキュリティ状況の確認やクレジットカード情報があれば削除するなど、すぐに出来ることはいますぐ対策を講じることで、何もしないよりあなたの個人情報を守ることが出来ます。

いつの時代も個人情報というのはお金になります。

ネットがここまで便利になる前は、卒業アルバムなどに記載されている住所・電話番号を名簿業者に売ることでお金になりましたが、今はネット上に保存されている個人情報がお金になる時代です。

むやみやたらに個人情報をネット上に保存するのではなく、流出したとしても被害を最小限に食い止められるようにクレジットカードなどの情報は削除して、面倒でも毎回入力することが、あなたを守る有効な手段になります。

個人情報の管理を人任せにするのではなく、自分で管理することで心配することなくサービスを利用することが出来ます。