読書をしたりセミナーに参加したりと、勉強熱心なビジネスパーソンはたくさんいますが、新しい知識をインプットしたことに満足するのではなく、もう一歩先に進んで学んだ知識を実際のビジネスや会社の仕事で使ってみるとより、学んだ効果を実感する事ができます。
新しい知識は48時間以内に使うと定着する
エビングハウスの忘却曲線という言葉を聞いたことはありますか?
ドイツ人の心理学者 ヘルマン・エビングハウスにが記憶(特に中長期記憶)の忘却について実験をした結果を示した曲線です。
忘却曲線によると、記憶は下記の割合で忘れてしまうそうです。
20分後、42%
1時間後、56%
1日後、74%
3日後には学んだ事のほとんどを忘れています。
新しく覚えたことは、使わないとすぐに忘れてしまうということです。
どのように使えばいいのか?(お手軽編)
読書やセミナーから仕入れた、新しい知識はどう使えばいいのでしょうか?
私のオススメは、facebookやTwitterなどのソーシャルメディアやブログに学んだ事のレビューを書く事です。
読書をしているとき、スマホを手元に置いている人が多いかと思います。
本を読んでいる最中でも自分にとって必要な知識だと思う事があれば、ソーシャルメディアに投稿する事で、即使うことと同じですから、新しい知識を忘れる確率が格段に下がります。
私は、Twitterに必要な知識は呟いてメモの代わりに残しているのですが、同時に反応もみているので、リサーチにも役立てています。
もっとも定着するのは人に教えること
アメリカの国立訓練研究所の研究によって導き出された、「平均学習定着率」という数値があります。
この研究結果によって導き出された数値によると、
講義を受ける-5%
資料や書籍を読む-10%
視聴覚(ビデオや音声等による学習)-20%
実演を見る-30%
他者と議論する-50%
実践による経験、練習-75%
他者に学んだことを教える-90%
新しい知識をもっとも定着させるには、「他者に教えること」があなたの中に定着するには最適であり、能動的になればなるほど定着率が上がっていきます。
学んだことは即誰かに使う事であなたの武器になる
時間とお金を使って新しい知識をインプットしても使わなければ意味がありません。
新しい事を学ぶことは素晴らしい行動ですが、学ぶことが目的になっていては勿体無い状況です。
学ぶということは、あなたが実現したい未来にとって必要だからこそ学ぶわけで、目的もなく学ぶ人はいないと思います。
先ほどの「平均学習定着率」にもあるように、学んだことを即他者に使うことであなたの中に定着をします。
学ぶことが目的ではなく、学んだ知識(=知っていること)を使う(=燃やす)ことで知識ではなく、知恵(=実践経験に基づいてた役立つこと)に変わります。
時間とお金を投資して学んだ知識は必ず48時間以内に、誰かに学んだ知識を話したりビジネスの現場で使うようにしましょう!
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